書類にサインする女性

印鑑に使われる素材について

これから印鑑を作ろうとお考えの方や就職のお祝いで印鑑を贈ろうとお考えの方が、印鑑作りで最も悩んでしまうのが「素材選び」ではないでしょうか。

今まで印鑑に用いられる素材といえば、素材の良さを活かしたシンプルな角・牙系や木材系が一般的でしたが、最近では金属や樹脂、パワーストーンなどカラフルでデザイン性に富んだオシャレな素材も増えており、目的に合わせて使い分けているという方も大勢います。

ですが、これだけ多くの印鑑素材が存在するなか、印材最高峰と謳われる「象牙」や高級感漂う「黒水牛」などは男性から高い支持を得ており、現在でも愛用者がたくさんいます。
しかし、ここ数年「象牙」や「黒水牛」を上回る勢いで人気を集めている印鑑素材があります。それは、数少ない金属素材の「チタン」です。
そこで、今回は印鑑の素材で最も人気の高い「象牙」・「黒水牛」・「チタン」の3つをご紹介します。

印鑑素材「象牙」

印鑑に詳しくなくても、その価値を知っていると言われる「印鑑の王様」こと「象牙」は、主に実印や銀行印に用いられている大人気の印鑑素材です。
象牙で作られた印鑑の魅力は、
・高級感
・耐久性
・捺印性
です。

象牙の印鑑は、他の素材では味わうことのできない独特な風合いを持っており、ランクによってその味わいが大きく変化します。なかでも「中心層」を用いて作られた印鑑は最高級品として扱われており、その価格は目が飛び出るほどです。
また、象牙は角・牙系の素材のなかで最も高い耐久性と耐摩耗性を持っており、丁寧に扱えば一生使える非常に丈夫な印鑑となります。さらに、象牙の捺印性は数ある印鑑素材のなかでもトップクラスを誇っており、朱肉の付きが良く、押し役いので色の濃いくっきりとした印影を残すことができます。

しかし、象牙は1989年にワシントン条約で輸入が禁止されており、たいへん稀少な素材となっています。現在販売されている象牙の印鑑は、ワシントン条約によって輸入が禁止される前に日本へ入ってきたものですので、新たに海外から供給されることはほぼ皆無と言えるでしょう。
そのため、象牙を装った偽物もたくさん出回っていますので、購入される際は気を付けなければなりません。

印鑑素材「黒水牛」

男性から絶大な人気を誇る「黒水牛」は、印鑑素材のなかで最もポピュラーな印鑑素材であり、幅広い世代の男性から愛されています。
黒水牛で作られた印鑑の魅力は
・見た目
・耐久性
・捺印性
です。

堂々とした風格を持つ黒水牛は、高級感漂う漆黒のボディと黒く輝く光沢で見る人の目を惹き付けるたいへん美しい印鑑素材です。朱肉を付けると、黒と赤のコントラストにより、さらに美しさが増すため、印鑑を使うときが楽しみになります。
黒水牛も角・牙系のなかでは比較的耐久性の高い素材として扱われておりますが、黒水牛の主成分はタンパク質ですので、保管の際は乾燥や虫食いには注意を払う必要があります。

捺印性は象牙同様、たいへん良好で朱肉が付きやすく、印影がはっきりと表れる押しやすい印鑑となっています。
黒水牛にも象牙と同じく、ランクがあり、角の中心に近ければ近いほど最高級品となりますので、黒水牛の印鑑を就職祝いなどで贈る際は、ランクにも気を配ることをオススメします。

印鑑素材「チタン」

宇宙開発事業危機や医療器具、時計にカメラ、車両など様々な分野で用いられている「チタン」で作られた印鑑は、
・耐久性
・捺印性
・デザイン性
・重量感
に優れており、さらに唯一印鑑を水洗いすることが可能な素材として注目を集めています。

チタンは汚れが付きにくく、キレイな状態で使い続けることができるので、一生ものの実印や銀行印として購入される方が多いそうです。
また、朱肉の付きが良い「象牙」と並ぶ捺印性を兼ね揃えており、少し力を加えるだけでキレイな印影を残すことができるため、女性や高齢者の方々からもたいへん人気があります。

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